株式会社アズサ

サイン事業部

豆知識 / 文字 編

表示文字の寸法設定について

「どれ位の大きさの文字が、どれ位の距離から判読できるのか?」とクライアントさんに聞かれた事がありました。

人の標準視力を1.0とした場合、1.5mmの間隙を見分けられる距離は、5mとされています。
このことに基づいて、下記の例を検討してみましょう。
誘導サインに「病院・公園」が同一板面に文字H=200mmで表示してあるものとして画数の多い文字の分別域を分けてみます。(図1)
この中では「病院」の分別域が平均と思われるので、文字の間隙の寸法を測ってみると、約16〜20mmとなります。
16mmの間隙を見分けられる距離は次の計算によって求められます。

16mm÷15mm=10.67倍
5m×10.67倍=53.3m

従って、文字H=200mmにした場合、約53m位離れた所から判読できることになります。
ちなみにアルファベットの場合は、漢字より分別域が少ないので、漢字の1/2〜1/3の文字高さで同等の判読性が得られると思われます。(書体の太さ、サインの設置高さ、設置角度等で条件が変わります。)
注意したいのは、文字を強調したい為に、書体(フォント)を必要以上に太くしたり、文字間隔や行間が詰まりすぎると、間隔が狭くなり、かえって判読しずらくなる場合があります。
メッセージが的確に伝わらなければ、サインの機能を果たしません。

図1